プリンター投資という考え方

Amazon Amazon販売

まず最初にプリンター投資と言ってもプリンターが投資対象商品として証券会社に用意されている訳ではありません。プリンターの商品サイクルと価格推移の特徴を利用して投資のように運用していく考え方です。

せどりの手法の一つとしてそういうやり方もありかなという考えを解説させていただければと思います。

プリンター投資とは?

プリンター投資とは毎年新商品が発売される家庭用プリンターの年間の商品サイクルと価格サイクルを活用して継続的に利益を得ようという考え方です。

まずはプリンターの年間の商品動向から解説してみたいと思います。

家庭用プリンターの商品としての年間最大需要は年賀状需要になります。年賀状の販売数は年々減少しているとは言えプリンターが一般の家庭で一番活躍するのは年末の年賀状シーズンというのは変わりません。

各メーカーはこの年末に向けて新商品を展開していくことになります。具体的には9月から10月くらいに掛けてその年の新商品が出揃ってくる感じです。

新商品が出てくると当然前年度モデルは生産終了となって売り場から徐々に消えていきます。同時に価格も安くなっていきます。

ざっくりとですがボリュームゾーンのモデルの新商品の価格が30,000円前後だとすると前年度モデルの価格は処分の時期で約半額の15,000円程まで下がります。

そして翌年にはまた新しい商品が発売され同じように一つ前の年のモデルが値下げされて処分というサイクルを繰り返すのです。

どうやってプリンターで稼ぐのか?

このプリンターの価格サイクルを踏まえて、どうやってプリンターで利益をだすのかを考えます。

モデルチェンジが迫り価格が半値まで下がったプリンターはその後どういう価格推移をするかを見てみます。

生産が終わり、終売となったプリンターは新商品が発売されその新商品も価格が落ち着くころには市場からほぼ無くなります。新店舗オープンやセールの目玉商品として在庫が確保されてたりする場合もありますが基本的には店頭で手に入れる事ができなくなるのです。するとそのあたりから廃盤プリンターの価格が底を打ち上昇に転じます。

いくつかの商品を追跡してきましたが、おおよそ終売から1年で元の価格に戻りさらにその1年後くらいまでは価格の上昇を続けるのです。元の新商品としての価格からさらに10,000円くらいは高くなっていく商品が多いです。その後も値上がりはするものの上がったとしても2,3,000円くらいで商品によっては減少に転じるモノもありましたので40,000円くらいが天井と思われます。

ここでおさらいとしてプリンターの発売されてからの価格推移を見直しておきましょう。

新発売時 約30,000円→ 処分時 約15,000円 → 廃盤から1年 → 約30,000円 → 廃盤から2年 → 約40,000円

長くなりましたがここでようやく、どすればプリンターで稼げるのか?「投資」と名付けた理由もお解りいただけたのではないでしょうか?

処分時の15,000円で購入し約2年寝かせた後、40,000円で現金化する。これを毎年のルーティンで繰り返す。これがプリンター投資の全貌です。

デメリット

このようにかなり高い確度で投資的な運用が可能な手法ですが、クリアしないといけない問題がいくつかあります。

1、「時間」 まず商品を仕入れてから現金化するまで最短で2年かかります。数台であれば大丈夫でしょうが数百台という規模になるとかなりの資金力が求められます。

2、「保管場所」 次に保管場所です。これも1の理由同様に数台であれば自宅保管で大丈夫でしょうが規模が大きくなればなるほど保管場所の問題が出て来ます。

3、「資金力」 結局お金です。仕入するにしても保管場所の確保にしてもどちらにも規模感を持ってやるにはそれなりの資金が必要となります。2年間という時間の間に風水害や火災などで商品が失われないように保険なども考慮しなければなりません。

結論

デメリットを考慮するにいきなり大規模にプリンター投資をスタートするのは危険です。まずは数台許容できるリスクの範囲で始めてみて、少しづつ量を増やし自分にとって心地いい規模感を掴むのがお勧めです。

どのくらいの熱量で取り組むかはそれぞれの事情により変わってくると思いますが、プリンター投資は毎年同じことを繰り返すだけで一定の利益が見込めますので取り入れる価値は十分にあると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました